『猿江恩賜公園レジデンス』は、地盤面から約46.3m以深にある、N値50以上の固く安定した支持層まで45本の杭が打設されています。全杭の先端を広げた拡底杭として、建物がしっかりと支えられています。
杭種は支持杭(場所打ち杭)、工法はアースドリル式拡底杭工法、杭軸径は約1.2~1.8m、拡底径は約1.4~2.6m、杭長は約42~44m。杭1本あたり3,850kN~最大13,200kN(約385〜1,320t)まで建物を支えることができます。地盤調査方法等は標準貫入試験・室内土質試験等です。
STRUCTURE 構造
耐震性への配慮
杭基礎
地盤調査
強固な基礎は、地中の強固な支持層があって初めてその強さを発揮できます。『猿江恩賜公園レジデンス』では、標準貫入試験や土質の調査を実施し、地盤の硬軟や支持層を正確に把握したうえで、適切な基礎方式が決定されています。標準貫入試験とは、地盤の硬さを測定するための地盤調査法のことで、土のサンプリングも同時に行われます。この試験で得られるデータのN値が地盤強度を示す目安となります。
杭の対策
杭についても震度5強程度の地震を想定した設計とされています。具体的な対策としては、地震時に地盤の液状化に伴う杭の横方向へのずれが小さくなるよう、杭を太くする、杭を鋼管巻きとするなどの対策が行なわれています。この対策により、杭の横方向へのずれが起こりにくくされています。
エキスパンション
ジョイント
建物の平面形がL字、建物の立面形がひな壇状など、形体が不整形な建物は、地震時に建物がねじれてしまい大きな損傷を受けるおそれがあります。その対策として、建物を複数の比較的整形なブロックに分割し、エキスパンションジョイントが設置された渡り廊下でつなぐ設計が採用されています。
配筋方法
建物の柱部分に巻く鉄筋(フープ筋)を、「溶接閉鎖型」にすることで、建物の柱に粘りを持たせています。この配筋方法によって、地震で生じる押し潰そうとする大きな力に対し、粘り強さを発揮します。
※住棟(住戸を含む建物)の主要構造部となる柱が対象です。
※基準階の柱梁接合部は溶接閉鎖型フープが使用されています。「柱基礎梁接合部」を除きます。
※住棟(住戸を含む建物)の主要構造部となる柱が対象です。
※基準階の柱梁接合部は溶接閉鎖型フープが使用されています。「柱基礎梁接合部」を除きます。
ダブル配筋
耐力壁には、鉄筋を格子状にして二重に組み上げる、ダブル配筋工法が採用されています。ダブル配筋工法はシングル配筋工法と比較すると、壁の強度と耐久性を向上させる特徴があります。また、床のスラブも耐力壁と同様にダブル配筋となっており、さらに建物の強度が高められています。
梁貫通孔補強
ダクトなどの配管を梁に通すため、梁に孔をあけることがあります。その貫通箇所の強度を補うため、建材メーカーと各部位、孔径により適切な配筋補強方法の検討を行い、確実な施工ができるように取り組まれています。
構造スリット
柱などの主要構造部に過度な力を与えないよう、柱などと壁の縁を切る目的で、構造スリットが設けられています。構造スリットはコンクリート工事を行う際、コンクリートの圧力によって曲がってしまう可能性があるため、建材メーカーと構造スリットの製品・施工方法などをあらかじめ規定し、精度の高い施工を行えるような取り組みがなされています。
※開口部上部の壁の高さが100mmを超える場合は上部にも鉛直スリットが入ります。
※ALC壁部分を除きます。
※開口部上部の壁の高さが100mmを超える場合は上部にも鉛直スリットが入ります。
※ALC壁部分を除きます。
開口部の補強
開口部の四隅は、コンクリートが収縮する時に発生する力や、地震時にかかる力が集中します。そのため、他の場所と比較すると構造上ひび割れが発生やすい傾向があります。このリスクを軽減するために、開口部の四隅に補強筋を追加することで、コンクリートのひび割れが抑制されています。
※柱・梁・スラブとの接合部及び耐震スリット部は除きます。
※柱・梁・スラブとの接合部及び耐震スリット部は除きます。
給水管とガス管の
耐震化対策
主要な給水管及びガス管の地中埋設部は、耐震性の高いポリエチレン管が採用されています。
※本管引込管を除きます。
※散水栓などの一部の給水管を除きます。
※本管引込管を除きます。
※散水栓などの一部の給水管を除きます。
対震玄関ドア
大きな地震により、玄関のドア枠が変形してドアが開かなくなることがあります。室内に閉じこめられることがないように、ドアとドア枠の間にクリアランス(隙間)を確保し、多少の変形の場合もドアが開閉しやすくできるよう考慮されています。また、ドアガードや鍵受もドア枠が変形しても引っかかりにくい構造となっています。
マイコンガスメーター
震度5程度以上(約200ガル)の地震を感知した際、あるいは長時間ガスの流量がある場合や、異常に多量のガスが流れた時等、ガスの供給を自動的に遮断するマイコンガスメーターが各住戸に採用されています。地震の衝撃で立ち消えした場合でも、ガス漏れの心配が少なく、火災などの2次災害が防止されます。
コンクリートの耐久性
水セメント比
水セメント比とは、コンクリートを作る時のセメントに対して加える水の量の比率のことです。コンクリートに含まれる水の比率が高いと、乾燥して固まった際の収縮が大きく、ひび割れが起きやすくなります。『猿江恩賜公園レジデンス』では、以下の比率となっています。
水セメント比=50%以下
水セメント比=55%以下(場所打ちコンクリート杭)
※附属施設・外構は除く。
水セメント比=50%以下
水セメント比=55%以下(場所打ちコンクリート杭)
※附属施設・外構は除く。
鉄筋コンクリートのかぶり厚
コンクリートはアルカリ性のため、大気中の物質に影響を受けて中性化していきます。この現象が極度に進むとコンクリート内の鉄筋が錆びて、鉄筋が外側のコンクリートを押し出し破損の原因となります。その対策として『猿江恩賜公園レジデンス』では、鉄筋を覆うコンクリートの厚さ(かぶり厚)に、上記のような基準が適用されています。
耐久性
品質管理
完成してしまうと、コンクリートの品質の良し悪しは外見からはわかりません。そこで大切なのが、建設現場での品質管理です。『猿江恩賜公園レジデンス』は、基礎工事の段階から工事監理者による配筋の確認などの各種検査、受入検査や圧縮強度試験などの試験結果の確認など厳しいチェックが実施されています。
受入検査
工場から建築現場に届いたコンクリートは、抜き取りによる受入検査が実施されます。検査ではコンクリートの流動性、空気量、塩分量、温度などがチェックされます。この検査でしっかりとチェックを受けたコンクリートがポンプ車に送られ、型枠に流し込まれます。
圧縮強度検査
現場で打設されたコンクリートの一部はサンプルとして保管されます。所定の期間経過後、固まったサンプルに実際に圧力を加え、想定した以上の強度があることを圧縮強度試験によって確認します。
※壁・床・柱・梁・基礎などが対象となります。
※壁・床・柱・梁・基礎などが対象となります。
モザイクタイル張り工法
外壁タイル工法は、コンクリート面に超高圧洗浄などにより細かな凹凸をつくり、タイルの接着力を高めるセメントモルタルを用いたタイル張り工法です。
※住棟(住戸を含む建物)が対象となります。
※住棟(住戸を含む建物)が対象となります。
タイル引っ張り試験
施工されたタイルが後から剥離しないように、所定の数(割合)に接着力試験機を用いた引っ張り試験を実施し、接着強度が基準値を満たしているかチェックされています。
※住棟(住戸を含む建物)が対象となります。
※住棟(住戸を含む建物)が対象となります。
バルコニー防滑性
シート張り
住戸のバルコニーは、防滑性シート貼りとすることで、コンクリート床が保護されています。また、掃除などのメンテナンスも楽なうえ、雨に濡れても滑りにくいなどのメリットもあります。
飲料水の共用給水管
共用給水管には、樹脂製である建築設備用ポリエチレン管が採用されています。耐久性の高い素材のため、耐用年数が長く、ライフサイクルコストの低減を図ることができ、錆(赤水)のないクリーンな水を長期間維持することができます。
屋外鉄部亜鉛メッキ仕上げ
ペンキなどによる鉄部への塗装は耐久年数が短く、サビを防ぐためには3年程度ごとに塗替えが必要です。この負担を軽減するために、機械式駐車場パレットや駐輪機は耐久性に優れた溶融亜鉛メッキ仕上げとなっています。
※コンクリートについての説明は、住棟(住宅を含む建物)の壁、床、柱、梁、基礎等に使用されているコンクリートについてのものであり、電気室やゴミ置場等の付属建物、機械式駐車場ピット等の工作物、外構の塀や擁壁、花壇の基礎等、その他エントランスアプローチや駐輪場等土間や杭に使用されるコンクリートは対象外となります。
※掲載している画像、素材(テキストを含む)などの情報は、分譲当時、竣工時、または当サイト制作時に作成、撮影したものであり、実際とは異なる場合がございます。
※掲載している画像、素材などの情報の一部には、イメージが含まれており、実際とは異なる場合がございます。
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